2007年4月30日月曜日

第2回勉強会

 28日に第2回勉強会をおこないました。参加された先生方、どうもご苦労様でした。第1回は、勉強会の趣旨説明などでしたので、今回からが実質的なスタートです。勉強会は、基本的に2部構成でそれぞれ1時間ずつです。学校現場の先生方から、授業や学級作り、また発達障害の子どものケースについて実践的な報告をしていただくことに1時間、大学のスタッフから発達障害についての基本的なこと、動機づけの仕組みと授業での工夫の関係などについて1時間とってあります。それぞれ1時間に設定しているのは、主催者の都合もあるのですが、限定された時間で実りある議論をしよということでもあります。この時間で十分に議論尽くせなかったことは、勉強会の後のランチタイムやこのブログでお願いしたいと思っています。
 実践報告をしていただいた先生からは、発達障害が疑われる子ども3名のことと、これら子どもを含めた学級経営の工夫についてのお話を伺うことができました。先生の考えとしては、先生から直接的に何かを指示するというより、子どものなかでの相互作用を重視していくなかで、うまく子どもどうしの関係を築いていくアプローチとっているとのことでした。
 大学スタッフからは、行動学習の原則、情動のしくみ、実行機能といった人間の心理的なシステムをトータルに理解していくことが、自信ややる気を生み出す際の配慮を考える上で大切であることをお話ししました。つづいて、「わくわく授業」のビデオを見てもらって、討論をおこないました。先生方が日頃考えている工夫でもあるが、行動の原則とあわせて見ると新たな発見もあったようです。通常学級の授業でおこなわれる工夫と発達障害児の特性のバランスをどうとるかといった議論もありました。例えば、ごほうびのポイントを数字で明確に示しすぎるのは、自閉症児がクラスにいた場合に、彼のこだわりを生みやすいのではとか、マイナスポイントはどうだろうとか。
 勉強会のあと、山椒亭という自然派レンストランでランチをしました。年をとってくると、有機栽培された材料で作られる和食はとてもありがたいです。その日の日替わりも美味しかったです。その場で、ランチ担当の分掌も決めました。きっと、美味しいランチが勉強会出席への強化刺激となってくることでしょう。
 

2007年4月25日水曜日

【できる!をのばす 行動と学習の支援】を読みました

山本淳一・池田聡子著の特別支援教育における応用行動分析の活用編の第二弾(日本標準)です。非常によいです。この勉強会でも参考になると思います。前作は,応用行動分析で特別支援教育が変わる(図書文化)。2つともあまり聞き慣れない出版社ですが,イラストもgoodです。この本の中で,ABC教育法という名称をつけていますが,いわゆる学習面でも,行動面でも,A(先行刺激)−B(行動)−C(後続刺激)から理解し,支援していきましょう,ということです。たいへん読みやすくわかりやすいないようになっていると思います。かなり参考になると思います。ちなみに,お値段は,2,000円です。読みたい人には,お貸しします。

2007年4月22日日曜日

わくわく授業「私はこんなに成長した!」蓮見信夫先生

 「わくわく授業」を最近、見始めました。ほんとうに、毎回、勉強になりますし、気がつくところがあります。この番組で紹介されている先生方は、たぶん、それぞれの方が自分の経験と工夫で授業を作られていると思うのですが、このようにして作られた授業は自然と子ども理解をふまえたものになっているようです。今回の授業では、現在の自分がどういうきっかけで形成されたのか、将来、どんな仕事をしてみたいかプレゼンするというものでした。プレゼンするということ自体が目標になりますよね。これは、やる気を出させるうえで大事な要素です。さらに、目標を明確にすることも重要ですね。蓮見信夫先生は、プレゼンのスライドを作っていく上で、まず内容をシートに書いてみようと提案しました。このような工夫は、様々な授業で用いられると思いますが、これはプレゼンの構成を考えるなかでとても大切なプロセスになっています。頭のなかで考えただけではなかなかストーリーがまとまらない子どもがいるかと思います。私も、講義や講演の内容を考えるときに、スライドそれ自体を作っていくなかでそれがまとまっていくような気がします。それと、実は我々が思考する時に同時に思い出せる数(量)には限りがあるのです。人間はたくさんの記憶をもっていますが、その時に思い出せる数は限られます。これは、思い出した記憶をホワイトボードに書き留めておくことに例えられます。したがって、頭のなかのホワイトボードの広さが限られているのであれば、頭の外のシートに書いておけばいいわけです。
 それと、もう一つは、子どもたちはこれまでの学校生活のなかでどのように友達と関わってきたか振り返ることになります。このなかで、おそらく子どもたちは他の子どもからどのように理解されてきたのか、も再考することになるでしょう。このような活動を通して他者理解が深まりますので、学級全体の雰囲気をさらに良いものにしていくことになるのでしょうね。
 この授業でわかるように、ITをコミュニケーションの道具として活用していくことは、やはり現代社会で求められているし、その重要性は益々今後高まっていくことでしょう。道具としてどう使いこなしていくか、子どもたちに教育することが求められていくでしょう。教育の本質的なところはそのままに、社会の変化にどう対応していくかが今の教育に問われています。かの老舗「とらや」がいまの消費者に受け入れられているのは、かたくなに伝統を守るだけでなく時代にあわせて味を変化させているといいます。

2007年4月16日月曜日

ブログ設定しました

 勉強会用のブログを作りました。前の勉強会で議論尽くせなかったこと、次の勉強会の発表内容、「わくわく授業」の感想、その他の研究会のお知らせなどを投稿してください。こんな面白い本、役に立つ本を読んだ、授業をしていたこんな点に気がついたといったこともOKです。