広汎性発達障害のお子さんが在籍するクラスの国語の授業でした。ゼミ生は、個別の指導としてソーシャルスキルトレーニング(SST)を実施する予定にしています。発達検査のほか、行動アセスメントをおこなっています。これをふまえて、実際の行動上の課題に近い状況設定で個別のSSTをおこないます。この際、通常学級との連携が大切になってきますので、担任の先生へコンサルテーションもしてゆきます。このなかで、クラスにおけるSSTや対象児への即時的な強化を図っていく予定です。このような試みは、おそらく今後の通級指導教室のあり方に対する一つのモデルとなっていくことでしょう。
今回の授業見学だけでなく、多くの小学校を訪問して感じていることがあります。授業中に、廊下からの子どもの声が結構聞こえるのです。ADHDやPDDの子どもは、注意をコントロールするのがとくに苦手です。ほかの子どもにとっても、授業に集中できない要因になります。これが不思議なのです。私の専門から考えると、注意の転導性を高めてしまう不必要な刺激は極力除くべきです。また、静かな環境ほど先生の話への注意は高まるはずです。まず、子どもが授業に集中できる環境を作っているか、考えてみてはいかがでしょう。